オススメの裏事情

他人から貰った薬の裏事情

 
おいお前ら、自己責任なんだよ!てめえのケツはてめえで拭け!! 

『湯けむりスナイパー』という温泉地スナイピングマンガ(←少し違う)をご存知だろうか?
 
「ゲンさん」という元スナイパー(ウホッ、い い男。シブイ。)が過去を隠して田舎の温泉宿でひっそりと暮らすという話である。
 
S&M スナイパーとは一切関係ありません。
 
ウイッス!
その第1話で、恥を掻き捨てに来たいい年こいた勃起不全のジジイが酔っ払って「アレはねえのか、バイアグラだよ!」とわめき、酸い も甘いもかみ分けた番頭さんがどこからともなく入手したバイアグラを差し出すシーンがある。

このバイアグラの 入手ルートはよくわかりませんが、「処方せん医薬品」の授受を業として無許可で行っているので、 こりゃ薬機法違反確定ですね。

エクスタシーは、あったのだろうか・・・・・・。
バイアグラ関連情報@厚生省 (現厚生労働省)
  

まあこの例は極端かもしれないが、友人・知人から「病院 でもらったこの薬すげえ効くぜ。おめえにも半分くれてやるぜフゥハハハーハァー」と言われて貰っちゃったりとか、逆に「病院でもらったこの薬すげえ効くぜ。おめえにも半分くれてやるぜフゥハハハー ハァー」と、友人・知人に分けてあげることも結構あると思うんだ。
病院でもらった薬(調剤された医薬品)というのは、処方された患者本人のためにオーダーメイドされたものなので、その薬を他人に譲り渡す というのは、好ましくない行為なわけで。
場合によっては医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律とか、麻薬及び向精神薬取締法第二十六条とか、同法第五十条の十六に引っかかることにもなりかねません。

そして、もっとも問題になるのは、他人からもらった医療 用医薬品を使用して健康被害が発生した場合である。
そうなったら完全に自己責任です。
 
謝罪と賠償を要求するのは自由ですが、相手が応じない場合は裁判やるしかありません。
これがもし、日本国内で適正に流通している合法的な医薬 品を、添付文書に書かれた「用法・用量」通りに適正に使用したにもかかわらず重篤な副作用が発現し、大きな健康被害が発生し たという話だったら、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(昔の医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構)とか医薬品PLセンター日本製薬団体連合会の付設機関で、裁判外紛争処理機関(ADR)ってヤツね) に相談すればいいんですわ。


誤解の無いように重ねて言うが、上記2機関は「まともな 流通過程を経た医薬品」についての話なら相手にしてくれるが、他人から分けてもらった医療用医薬品と、用法・容量&使用上の注意を無視して起きた副作用はアウトオブ眼中だからな!

まあお前ら素人は、てめえのケツはてめえで拭いてくださいってこった。