外皮用剤の裏事情
点眼剤・洗眼剤・眼軟膏
目薬・洗眼剤は商品の種類も多いが、一般用(OTC)医薬品の眼軟膏は見たことも聞いたことも無い。
参天製薬の目薬に毒を入れるという恐喝未遂事件もありましたねぇ(遠い目)。
日本薬局方には、「点眼剤は無菌であること」と定められている ので、使用時にはノズルの先をまぶたや睫毛に触れないようにしましょう。
うっかり目にノズルの先を突っ込んで、眼ヤニを吸い込んで「濁ってるぞ不良品 だ!」とわめきたてる阿呆がたまにいるので注意が必要です。
ノズルの先を清潔に保つため、点眼時は以下の要領で実施してください。
まず、手をきれいに洗う。
- 上を向く(仰向けに寝ても可)。
- 左手で握りこぶしを作り、頬に当て、下に引いてまぶたを広げる。
- 右手に点眼剤を持ち、右手の親指の根元あたりを、左手の握りこぶしの上に乗せる。
- ノズルが眼の真上に来たら、右手の人差し指と親指に力を込め、一滴落とす。
- しばらく眼を閉じる。
複数の点眼剤を使用する際は、約5分の間隔をおいて、このような順序で点眼してくださ い。
また、ソフトコンタクトレンズ&O2ハードコンタクトレンズ装用中は点眼剤を使うな!
ソフトコンタクトレンズは薬を吸収して変質する場合があるし、O2ハードは酸素を通す穴がふさがる可能性があるからダメ!
とにかくコンタクトレンズ使用者は眼医者と相談してから使え!
点鼻剤
花粉症の時期に、抗ヒスタミン薬 &毛細血管収縮薬入りの点鼻剤(スプレー式)がよく売れる。
しかし1プッシュの効果持続時間が内服薬に比べて短いのが玉に瑕である。
点耳剤
一般用医薬品では見たことが無 い。