外皮用剤の裏事情
熱さましシート(薬じゃねえだろ!というツッコミは却下)
夏でも冬でもコンスタントに売れています。
ドル箱大スタアです。
↓大まかな分類と商品特性はこんなところか。
- 大 人 用・・・・・・ 大 き い ・メントール多め
- 子 供 用・・・・・・ちょっと小さい・メントール少なめ
- 赤ちゃん用・・・・・・ 小 さ い ・メントール無し
額にジェル冷却シートなんてもんを貼っても、熱は下がらないからな。
あれはほんの少しだけ水の気化熱で冷えるけど、配合されたメントールの働きで「〔冷〕たい〔感〕じがして気持ちがいいだけ」だ からな。
それに湿度が高いときは水分も蒸発しにくいってことわかった上で使えよ。
脇の下に貼る製品もあるけど、そんなもん上から服を着込んでしまえば蒸れるだけだろうが。
良心的な商品の場合は『冷〔感〕シート』と書いてあるが、わずかながらも冷却力が無いわけではないので、一部の商品のように『冷〔却〕 シート』と書いてもウソではないのだよ、ウソでは。
でもな、額の一部だけ冷却できても、体全体の体温まで下がるわけじゃねーんだよ!
気休めにしかならねーんだよ!!
詳細が知りたきゃ、とりあえず「熱容量」でぐぐれ。
体温を下げる効果が無いだけでなく、意外とデンジャラスなんですよ奥さん。
『熱さまし用ジェル状冷却 シートの使用に注意-生後4ヶ月の男児が重篤な窒息事故-』
商品によっては、口に入ってもすぐ吐き出すように、赤ちゃん用のジェル部分には苦味成分を配合してある(リカちゃん人形の靴も同じ理由で舐める と苦い)ものもあるが、上からすっぽり口と鼻を覆われたらアウトだわな。
乳幼児のケガは親の責任なんだよ。
パッケージの裏には小さな字で、「本品は医薬品ではないので、高熱や発熱が続く場合は医師に相談してください。」とか書いてあったりする。
医薬品・医薬部外品・医療用具ではないものについて「熱が下がりますよ」などと効能効果を謳うと、薬事法に抵触してしまうので、商品名を『〔熱さまし〕シート』にはできないという裏事情があるんですよ。
でも、これだけ売れると完全に収益源の柱の1本なので、ロイヤルカスタマーのお客様(2割のお客様で8割の売り上げ)以外には秘密である。
バーゲンハンターは来なくてもいいです。
っていうか来るな!
でも「熱さましシート」でぐぐると結構な数がヒットするので、あんなもんで熱が下がると本気で信じている馬鹿が世の中にはたくさんいらっ しゃるということですね。
商売繁盛大変結構。
おめでてーなプゲラッチョ。
というわけで、熱が出たら、チアパックのスポーツドリンクを凍らせて、タオルで巻いて脇の下と股に挟んで、腕の内側と股の内側(チンポと かオメコの近く)の太い血管を直接冷却するのも良い。
タオル使わないと凍傷になるかもね。(注意喚起)
ただし脇の下の体幹部側は太い血管が無いうえに心臓に近いから、タオルを厚めにしておけ。
それから脇の下で体温を測る場合は、両方の脇の下を冷やしてしまうと正確な体温測定ができなくなるから注意しとけ。耳で体温を測っている ヤシは両方の脇の下を冷やしてもOK。
ついでに頸動脈も同じように冷やせ。
んで、融けたら飲んじまえ。