誤飲事故の裏事情
※こんにゃくゼリーと か正月のモチを喉に詰まらせるのは、誤飲事故のうちには入りません。
だってそれは食いもんだろ?
上手に使えば「不幸な事故」として厄介払いができるかもしれないけどね。
ELEMENTS - The beauty of chemistry #2 / Paolo Trabattoni
薬品・洗剤類の誤飲事故
薬品・洗剤類を他の容器に詰め替えて事故が起こることもあります。
あるレストランで、器具の洗浄・漂白に使用する塩素系薬品(キッチンハイターとかピューラックスが代表例)を使っていました。
このレストランはかなり大きなお店で、使用する薬品量も半端じゃないので、18リットル(1斗)入りの業務用の塩素系薬品を使用していました。
18リットル入りのままだとすげえ使いにくいので、通常は小さめの容器に移し替えて使用していました。
そんなある日、いつも使用している 小分け容器が見当たらないので、あるDQN従業員が仕方なく白ワインのボ トルに小分けして、使用後に放置プレイをしたんですよ。
そしたら、そんな事情を知らない別の従業員が「こんなところにワイン出しっぱなしにしやがってDQNめ」とか思いながら、塩素系薬品入りの白ワインボトルを冷蔵庫にしまってしまいました。(←オヤジギャグです)
さらに別の従業員(←こいつも事情を知らない)が、お客様から白ワインの注文を受けたので、冷蔵庫から塩素系薬品入りの白ワインボトルを取り出してグラスに注ぎ、お客様に出してしまいました。
ここでお客さんがテイスティングを していれば、このアクシデントは阻止できて、重大インシデント(ヒヤリ・ハット事例)で済んだんですが、あろうことかそのお客様はいきなりグビグビ飲んでしまい ました。
するとそのお客様はすぐに塩素臭に気づいたのですが、もう後の祭り、口内と食道内と胃の中は超刺激的なスパークリングフェスティバル開催中!
当然のようにそのお客様は、ゲロ中継生ライブON AIR中
ゔぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ え!!ゲロゲロゲェ――――――――――!!!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ぅぉぇっぷ
〃⌒ ヽフ
/ rノ ∧_∧ ぅ゙ぉぇぇぇ ぉぇぇぇ
Ο Ο_);:゚。o;:,.⊃ 〃,(||i´Д`) ∧∧ ○
/ ,つ ィ;,゚;:δ゚,,. ビチョビチョ ⊂(´Д`⊂⌒`つ
⊂こ_)_)',;:゚。o;:,..,゚.,。⊃ ⊂;:.,.。o,;⊃
⊂,,;:;;。.:;;゚'。o.,⊃ o;:,.
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のあと、体調を崩してしまい、アイゴー!保健所に通報しますた!
謝罪と賠償を要求するニダ!!
<丶 `∀´>ホルホルホルホルウエーハッハッハーハァー!!
と騒ぎまくり、そのレストランは化学性食中毒を起こした責任を問われ、地元の保健所から営業停止処分を食らってしまいまし た。
(注:この事例は業務上過失傷害の構成要件に該当するので、警察・検察に訴えられても文句は言えません。)
次亜塩素酸ナトリウム混入(2002 三重県)
ホント、塩素系漂白剤の小分けは地獄だぜ!
フゥハハハー ハァー!!