オススメの裏事情

あなたのそのワクチンは大丈夫?ずさんな温度管理の医薬品業界



週間文春さん現代さん、医療バッシングするならここでっせ。


医薬品には保管温度が定められているのをご存知だろうか?


「5℃以下」や「2〜8℃」など保管温度が決められているものがあります。

インスリンやワクチンなどが該当しています。


医療機関では、これらの温度管理が必要な商品は医薬品専用の冷蔵庫を使用して保管しています。

まぁ、きちんと、やってるところがほとんどなんだが

一部とんでもない奴らがいます。



場末の寂れたクリニックや、設備にほとんど金をかけない銭ゲバクリニックなんかは、医薬品専用の保冷庫などは導入していません。家庭用冷蔵庫にそのまま投げ込んでます。

御存知の通り、家庭用冷蔵庫は温度のムラががあったり、ワクチンを保存するに適した5℃以下という環境が担保できるものではありません。

家庭用家電のメーカーにきいても、「ワクチンなどの保管を想定して作っておりませんのでお止めください」だとよ。そらそうだわな。


ワクチンの副作用の話題がたまに出てくる度に思うのだが、その原因のほとんどは温度管理不良のワクチンを打たれているから起こるんじゃねぇのかってこと。


知り合いの医者が言っていたのだが、ある日、ワクチンをうった後に痛みを訴える人が少し増えたことがあったらしい。
そこの病院は2つの納入業者からワクチンを仕入れており、痛みなどの副作用が出たのは同一の納入業者から仕入れたワクチンだったというのだ。さらに、もう一方の業者からも同一ロットのワクチンをうっているのだが副作用はほぼなかった。

その副作用が多く出たワクチンを納入した業者は、期限きれから、温度管理など何でも返品を受け入れてくれる業者だったらしい。



更に酷いのが、医薬品納入業者、いわゆる卸(おろし)ってやつだ。



医療機関は直接医薬品製造メーカーから薬を仕入れることはしない。99%卸を介して薬を仕入れている。

ある医薬品卸業者に話を聞く機会があったので、上記のようなことが起こりうるのか聞いてみた。

温度管理品などは、箱を触って冷たかったら受け入れるそうだ。返品元の医療機関がどのような温度管理をしているかなどは調査も検証もしないらしい。

更に驚いたのが、その温度管理が担保できていない商品を自社に持ち帰り、再び棚に並べ再販売するというのだから恐ろしい。

一般の生活に置き換えると、スパーマーケットが客から返品された牛乳を再び棚に置き直して売るというイメージだろうか。私ならそんな店二度と行かない。


『シナジス』という1個15万する、生後数ヶ月の赤ん坊に接種するRSウイルス治療薬があるのだが、2〜8℃で保存という保存条件になっています。これは、病院としては単価が高いので在庫しておくのは避けたい商品で、よく返品されるそうです。

他の業者は温度管理品の返品対応が厳しいので、何でも返品を受けるこの業者に注文がくるらしく、儲かってますと満面の笑みで話す。
もちろん返品もあるのだが、単価が高く捨てるに捨てられず、どんな状態であれ絶対再販売するというのだ。


通常、医療機関は選べても、そこに出入りしている業者までは選べません。
医薬品業界として、「温度管理品の返品を受けない。受けても再販売は絶対しない」というルール作りをしてもらわないと、国民は安心して医療を受けられません!


業界の自浄力に期待したい